運命の人②
夫が運命の人だったんだと思ったエピソードがもう一つあります。
結婚する少し前に私の祖母が亡くなり、しばらくは祖母と同居していた伯父が、そこで一人暮らしをしていたのですが、伯父も高齢で、脳梗塞を経験したために麻痺が残ったこともあり、そこを引き払って施設に入ることになりました。
せっかく先祖がずっと住んでいた土地なので、他人に売るのももったいないということで、話し合いの末、私たち夫婦がそこに新たに家を建てることになったのです。
夫が職場でその話をしたところ、実は隣のマンションには、夫の同期がいることが明らかになりました。また、夫の職場の飲み会では、同じ営業所の後輩が、「昔そこに住んでいたSくんという男の子と、保育園が一緒だった」と言っていたというので聞くと、どうやら私の弟の友達だったもよう。
初めて参加したお見合いパーティーで知り合った、自分とは全く違う世界の人だと思っていた夫が、色々な糸で私とつながっていることを知り、運命の人っているんだな、としみじみ感じている今日この頃です。