ことばと猫と音楽と

英語を教える仕事をしています。猫が大好きですが、今は飼っていません。子どもの頃から大人になるまで、音楽を勉強しました。今も細々と学んでいます。食べることが大好き。

逆子ちゃん

妊婦健診で性別を尋ねる度に、「逆子ちゃんだからね〜、脚を閉じていて見えないなぁ、多分女の子だと思うけど。」と何度も言われました。結局、一度だけ「これは女の子で間違いないと思いますよ。」と言われた他は、妊娠10か月を迎えた今日も「はっきり見え…

胎動

妊娠6ヶ月を迎えた頃から、お腹の中で「これは、痙攣?」というような小さな胎動を感じるようになりました。はじめはぴこぴこと小さい指が内側からくすぐるようだったのが、次第に大きな動きとなり、8ヶ月を過ぎた今では1日に何度も、赤ちゃんの小さな足や…

つわりにやられた話

結婚が遅かったですし、子どもは無理かなぁ、と思いつつも、夫婦共できれば欲しいという希望があったので、クリニックに通って2年ほどあれこれ努力をしました。時には神頼みとばかり、神社にお参りをしたりして、自分たちなりにベストを尽くしましたが、な…

運命の人②

夫が運命の人だったんだと思ったエピソードがもう一つあります。 結婚する少し前に私の祖母が亡くなり、しばらくは祖母と同居していた伯父が、そこで一人暮らしをしていたのですが、伯父も高齢で、脳梗塞を経験したために麻痺が残ったこともあり、そこを引…

運命の人

夫と知り合ったときは、特にビビビッと来ませんでした。毎日メールが来たり、食事に出かけたりすることが「嫌ではないな」という感覚があったほかは、特に強い決め手があって結婚したわけではないのですが、なんとなくそちらの方向へ、スイスイと進んでいっ…

世界は思い通りにはならない

若い頃は機嫌の良くない日が多い人でした。主に好きな人がわたしのことを好きではない、という理由で。あるいは、クールな人たちが私と友だちになりたがらない、とか。自分が自分であることに、ハッピーじゃなかったな、もったいなかったな、と今は思います…

部活がなくてもそもそもブラック

ブラック部活動が取り上げられるようになってきましたが…教員の仕事、部活がゆるくてもそもそもブラックです。8時頃出勤(勤務時間は8時15分から)8時20分職員打ち合わせ8時半から担任は学級で朝の会など8時55分から給食前4時間授業うち1時間空き時間で授業…

三角コーナーはいらないと思う

二十代の頃三年ほど外国で暮らしていたのを除いては、40近くで結婚するまでずっと実家暮らしをしていたので、(それは言い訳にすぎないけれど)家事はほとんどしてこなかったのです。仕事柄夜遅くまで男のように働き、クタクタで帰宅して母が用意してくれた…

出会いは繋がっていると思う話

40年以上生きているので、これまで本当にたくさんの人と出会いました。人生は自分の思い通りにはいかないけれど、あとから振り返ってみると、「なるほど、そのために出会ったのね」と思うことがたくさんです。 たとえば、大学生の時に密かに憧れていたイギ…

コダーイは、怪しい人ではない

大学を卒業した後、ハンガリーのケチケメート市というところにある、コダーイ研究所で2年学びました。「コダーイ研究所でディプロマを取りました」と言ったら、「それは、UFOを呼ぶ施設か何か?」と聞かれたことがあります。違います。ゾルターン・コダーイ…

神社ミッションなるもの

前に心屋仁之助さんのブログなどで、神社ミッションなるものについて読んだのです。ひなびた神社へ一人で行って、何もお願いごとなどしないでただ賽銭箱に一万円札(あるいは、もっと大金とか)をこっそり入れると、それが何倍にもなって返ってくる、という…

結婚への道② 婚活パーティー

ホテルのビュッフェが第一目的で、ついでに良い人いるかしらね〜、いないわよね〜、きっと、と思いながら参加した初めての婚活パーティー。かなり大規模だったそのパーティーは、予想に反してかなりハードなものでした。なにせ2分毎に、何十人もの男の人がベ…

結婚への道①

結婚はしないんじゃないかと、長い間思っていました。中学生の頃から強い結婚願望をもった、変な子どもだったのだけど。恋に恋するばっかりで、自分にはとうてい似合いそうもない人ばかりを好きになっては、たいていうまくいくはずもなく、いつの間にかその…

イギリス② ロンドン

ロンドンには一年いました。地下鉄のラッセルスクエア駅の並びの、インターナショナルホールという大きな寮に暮らしました。少し離れたところに女子寮や、少し高級な寮もあったのですが、わたしは寮費が最も低額で、日本人があまりいなさそうで、いちばんワ…

イギリス① ホームステイ

大学四年生の年に、一年間大学を休学して、イギリスに留学しました。わたしの大学には当時ロンドンのとある大学と交換留学制度があり、その試験に通ったからです。交換留学なのになぜ休学なのかは、話が長くなるので省略しますが、わたしはイギリスで、英語…

うたのこと

歌うことは子どもの頃から大好きでした。両親も歌うことが好きだったので、わたしはいつも歌に囲まれていたように思います。 若かった両親が小さい私を抱いて、七つの子を歌ってくれたこと。フレーズの最後を面白く変奏して、私をゲラゲラ笑わせたこと。母…

ピアノのこと

わたしが2歳の時にうちにアップライトピアノが来たそうです。ピアノが来た日のことをわたしは覚えていないので、ものごころついたときには、ピアノが家にあったことになります。 初めて耳にしたピアノ曲は、母が練習していた「エリーゼのために」。たどたど…

運命のねこ

ブリーダーさんにお願いした二つの条件というのは、「生後半年になるまで、親猫と一緒に過ごさせてくれること」と、「去勢手術を受けさせてくれること」でした。あまり小さいうちに親から離すと可哀想、というのと、病気や余計なストレスがないように。 ブ…

運命の日

2匹目のまるくんが亡くなったのは、ある年の12月28日の夜明け前でした。様子がおかしいまるくんに気づいて、家族みんなで飛び起きました。どうしたものかと慌てふためいて、弟が夜間診療のある動物病院を検索している間に、母に抱かれてまるくんはいってし…

犬のこと③ 2匹目のまるくん

わたしの家族は、わたしが大学4年の年に新たなトイプードルの仔犬を迎えました。「わたしの家族は」と言ったのは、わたしはそのとき1年間のイギリス留学に出ており、家族と一緒に犬を迎えられなかったからです。 父がトイプードル専門のペットショップへ…

犬のこと② 最初のまるくん

大学生になってからだったと思うのですが、母が、「犬を飼おう」と言いました。昔飼っていたマルチーズをまた飼いたいというので、名前はまるくんに決めました。マルチーズのまるくんです。ろくちゃんに負けない、いかしたネーミングですね。 ペットショッ…

犬のこと①

猫について②を書く前に、犬のことを書かないといけません。 子どもの頃は犬が苦手でした。幼稚園の頃、父の知り合いと散歩に行って、道に迷ってとあるお宅の庭に入ってしまい、そこの大きな犬に太ももを噛まれたことがあります。とても怖くて痛かった。 別…

猫について① ろくちゃん

猫が好きなんです。とても。犬も大好きですが、近ごろは断然猫です。子どもの頃祖母がろくちゃんという名前の猫を飼っていました。シルバーのチンチラ、なんだろうか、白い長毛の先がほんの少しだけ黒い、緑色の目をした美しい雌猫でした。ろくちゃんは6万円…

英語について

今日からブログを始めることにしました。「今どき」についていけるのか、どきどきしていますけど、何ごとも最初の一歩から。 今日はブログ名「ことばと猫と音楽と」のひとつめ。ことばについて、です。 本当に小さいときから英語に強い憧れを持った子どもで…